ごん三 - Lean Tunaの感想

 

ごん三 - Lean Tuna

soundcloudのbio欄に動画のリンクが貼ってある。おそらくそれは自分が最近見た動画を貼っただけでのもの。本人とは関係ない。全く素性が分からない。ごん三さんは曲が自分の好きな感じだったのは勿論のこと、その不思議な第一印象も相まって今回リリースのお誘いをした。

リリースしたアルバムのジはマグロ。曲名も掴みどころがない。曲もイメージが固まる前に次の曲に入ったりするものが多く、本人のsoundcloudのbio欄に近いユーモアと正体不明感がある。しかし素性の掴めなさが逆にある意味その人の輪郭を何処となく浮かび上がらせている様に感じる。

音は妙に忙しないループをするドラム音源、鋭かったり優しかったりするシンセ、ピッチの高い声のサンプリングなどが印象的で、全体的にジャケのマグロ同様何とも言えない可笑しさ、キャッチーさがあって面白い。このアルバムは止まると死ぬと言われているマグロが、泳ぎ続けて身体に酸素を取り込む姿を表しているようにも聞こえる。ジャケに引っ張られすぎているだけかもしれないが。


それと、ごん三さんも所属するJUUSOUも大変興味深く、メンバーの1人のKaku Kowloonさんの作品(Nice CD)のマスタリングはなんとSean Mccannであったり、他にはカトーマサカーに出演しているなど面白い動きをしている。そして何よりJUUSOUに漂う雰囲気が良い感じで好きだ。

そのKakuさんがUkiuki Atamaからもリリースした作品(Bored Locals Locals Bored)もまた全然違うもので面白い。今後のJUUSOUの面々の活動がとても気になる。楽しみ。




後、知らない間に面白そうなYouTubeチャンネルに曲が転載されていて嬉しい。