Aizshanggen - 67654fgの感想
Aizshanggen - 67654fg
Aizshanggenさんとは確かフォレストリミットで始めて会った気がする。映像を作っているとその時教えてもらった。映像は本人の日常だったり何かの映像のサンプリングを切り貼りし、それにラフな加工を施していた。その軽やかなパッチワークが綺麗で日記みたいでとても良いなと思った。
400回記念のカトーマサカーの時、江ノ島でライブとDJ、配信の方で何人かが作った映像を流すというのが同時並行で行われていた。自分とAizshanggenさんは映像の方だった。その時のAizshanggenさんの映像は勿論のこと、音も面白いなと感じ、音の方でも何か見てみたいなと思いkumocから何か出してほしいと声をかけた。かなり無茶ぶりではあるが映像と音、どちらも主役で相互関係にあるような作品を作ってくれた。
リリースしてもらった映像と音はおそらく本人が直感で良いなと思った映像や音を選んでいるような印象を受けた。一瞬一瞬の面白さをキャッチしているような気がした。そしてちょっと東南アジアみたいな雰囲気も感じる。そう言えば結局は載せなかったが、作品のキャプションはありますかと連絡した時「この音楽はあなたをオルマイヤーの阿房宮へ連れて行き、亜熱帯の河川での多湿な空気を感じさせる。」と返ってきたのを思い出した。自撮り、思い出、誰かの記録が混ざり合い、また新たなものが立ち上がる感覚がいい感じ。