fernando visockis - smalltime productionsの感想
fernando visockis - smalltime productions
ある日、メールが届いた。全く知らない人だったので調べてみると、サンパウロで生まれ (ただしスラブ系のルーツを持つ)、ヘルシンキを拠点とするプロデューサー、マルチメディアアーティストらしい。添付されていたURLをクリックすると曲、ジャケット全てが完成済みのBandcampのページに飛んだ。
一聴してとても端正に作られたアルバムだと感じた。少しジャズを感じるギターは形が固定される前にどこかへ浮遊する。過不足なく随所で聞こえるエフェクトやその他の楽器。抑制の効いたアルバムは派手さこそないが、じんわりと染み込んでくる。
海外の人がどこで自分のレーベルを知ったのか知らないがこうやってメールを送ってくれたのはとても嬉しい。思いがけない縁というのはいつもありがたい。